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【予約販売品】 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句

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管理番号 新品 :58758166610
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メーカー 983e6e7d7 発売日 2025-04-23 08:13 定価 9500円
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【予約販売品】 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句

古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像1 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像2 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像3 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像4 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像5 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像6 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像7 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像8 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像9 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像10
26.7×18㎝

【題箋】
  『栄雅抄此?壱?序在 古今和歌秘註 序一』
  『栄雅抄序下續    古今和歌秘註 序二』

【内容】『註』は「仮名序」を84に分け、それぞれに解説を加えている。古今伝来之記《古今三鳥切紙之傳授》 写本 巻子本(巻物)。下の 01 28 等は、それぞれに、私に付した番号である。天水(秘)抄 上下一冊 写本 長頭翁(松永貞徳)[撰]・鶏冠井(かえでい)良徳 [編] 〈俳諧作法書〉。
*****************************************************
序一
 【内題】古今和歌集秘註
 序一
    序1丁
    本文
     01やまとうたはひとの心をたねとして 1丁裏
            ↑
            ↓
     28あるは花をそふとてたよりなき所に 61丁裏~62丁裏
*****************************************************
序二
      29しかあるのみにあらす 2丁表
            ↑
            ↓
      84人丸なくなりにたれと哥の事 57丁表~59丁裏
      
    追加
     01春きぬと人はいへともうくひすのなかぬかきりはあらしとそ思ふ 60丁表
     ↑
           ↓
                                                                                                              16立田川もみち葉なかる  63丁裏
    
【因みに】「追加」「14植しうへは秋なきときや」63裏の歌は
 『伊勢物語 51段』
 『古今和歌集 秋歌下』のもので、原形は
 植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん花こそ散らめ根さへ枯れめや
          ~「『へ』←→『ゑ』。俳諧三部抄 全三冊 岡西惟中著 《延寳五(1677)年刊 深江屋 太郎兵衛板行の透き写し本》。仮名遣いの指摘?」~
********************************************************************
【参考】『古今和歌集 仮名序』の本文と、「提出本」にでてくる「仮名序」の解説部分(全84項目)を比較しながら、その所在を提出本の丁数で示した。諸家髙点 俳諧雪月花 弘化四(1847)年。参考にされたい。続草菴和歌集 頓阿 《板本》。「仮名序の本文」ネットで借用したものなので、「提出本」の本文とは違うことをご了承ください。[俳諧] 夕はえ 上・下巻 2冊 麦慰舎梅通編 嘉永7年 湖雲堂近江屋利助★ko2.72。
                (若干の間違いはご容赦を!)

古今和歌集仮名序                    
                        ~ 一 ~

01 01裏 やまとうたは、人のこゝろをたねとして、

02 03表 よろづのことのはとぞなれりける。歌集 桜森 初函帯/河野裕子/蒼土舎。よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。♪赤尾兜子主宰同人誌『渦』昭和37年6月第16号~155号内不揃86冊 眉村卓作品、司馬遼太郎他 井上青龍表紙8冊 柿本多映、永田耕衣他執筆。

03 05表 はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。貴腐 初函帯/藤原月彦 (藤原龍一郎)/深夜叢書社。

04 06裏 ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。★1949・昭和24年★白鷺書房「現代俳句鑑賞読本 第一輯」山口誓子・中村草田男・芝不器男・松本たかし篇 (スチール棚前保管)。

05 08裏 このうた、あめつちのひらけはじまりける(時)よりいできにけり。東皐句集 若水 成田山新勝寺貫主 荒木照定 成田山文化財團 1954年 非売品。

06 10裏 しかあれども、よにつたはれることは、ひさかたのあめにしては、したてるひめにはじまり、

07 15裏 あらがねのつちにしては、すさのをのみことよりぞおこりける。幻想紀行 限定111部 直筆歌署名入/塚本邦雄/毎日新聞社。

08 16裏 ちはやぶるかみよには、うたのもじもさだまらず、すなほにして、ことのこゝろわきがたかりけらし。【直筆署名箋/サイン箋】『句集 変哲』●小沢昭一●全221P●1992年刊●三月書房●検)俳句で綴る変哲半生記/私は河原乞食・考/芸人の肖像。

09 22表 人のよとなりて、すさのをのみことよりぞ、みそもじあまりひともじはよみける。江戸時代和歌 創刊号~第8号、第13号~終刊号 近世和歌研究会。

10 33表 かくてぞはなをめで、

11 33表 とりをうらやみ、

12 33表 かすみをあはれび、

13 33裏 つゆをかなしぶ

14 33裏 こゝろことばおほく、さまになりにける。句集 青年経/安井浩司/砂の会。とほきところもいでたつあしもとよりはじまりて年月をわたり、たかき山もふもとのちりひぢよりなりて、あまぐもたなびくまでおひのぼれるごとくに、このうたもかくのごとくなるべし。羊歯地獄/三橋鷹女/俳句評論社。

15 35裏 なにはづのうたは、みかどのおほむはじめなり。47 狂歌人名辞書 狩野快庵編。

16 38表 あさかやまのことばゝうねめのたはぶれよりよみて、

17 40表 このふたうたは歌のちゝはゝのやうにてぞ、(て)ならふ人のはじめにもしける。塚本邦雄 句集 断絃のための七十句 毛筆識語落款 限定ノンブル 函初版未読極美。

18 42表 そも歌のさまむつなり。0031768 川柳の本 28冊くらい。からのうたにもかくぞあるべき。大橋桜坡子 俳句 草稿。 
19 44表 そのむくさのひとつにはそへ歌。桂信子全句集/桂信子 /ふらんす堂。

20 44裏 おほさゝきのみかどをそへたてまつれるうた なにはづにさくやこのはなふゆごもりいまははるべとさくやこのはなといへるなるべし。土屋文明論考。

21 46表 ふたつにはかぞへうた さくはなに思ひつくみのあぢきなさみにいたづきのいるもしらずてといへるなるべし。句集 冬薔薇 献呈署名入/細見綾子/風発行所。

22 47裏 みつにはなずらへうた きみにけさあしたのしものおきていなばこひしきごとにきえやわたらむ+といへるなるべし。筑紫集 初版/柳原白蓮 /萬里閣書房。

23 50裏 よつにはたとへうた わがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすともといへるなるべし。枡富照子 歌集および遺稿追悼文集、計4冊セット【『第四歌集 樫の木のもと』『第五歌集 凝檮』『第六歌集 郷愁』『母 枡富照子』】。

24 53裏 いつゝにはたゞことうた いつはりのなきよなりせばいかばかり人のことのはうれしからましといへるなるべし。惡の華 吉井勇歌集/吉井勇 /歌舞伎座出版部。

25 55裏 むつにはいはひうた このとのはむべもとみけりさきくさのみつばよつばにとのづくりせりといへるなるべし。句集 修羅 識語署名落款入/堀井春一郎/大雅洞。

26 59裏 いまのよの中、いろにつき人のこゝろはなになりにけるより、あだなるうたはかなきことのみいでくれば、いろごのみのいへにむもれぎの人しれぬことゝなりて、まめなるところにははなすすきほにいだすべき事にもあらずなりにたり。吉備歌壇史考 湯本喜作 カバー 初版 書き込み無し美 平賀元義 蓮月尼。そのはじめをおもへばかゝるべく〔も〕なむあらぬ。芭蕉語彙。

27 61裏 いにしへのよゝのみかど、春のはなのあした、あきの月のよごとにさぶらふ人をめして、ことにつけつゝ歌をたてまつらしめたまふ。上村占魚 俳句 草稿。

28 61裏 あるははなをそふとてたよりなきところにまどひ、あるは月をおもふとて、しるべなきやみにたどれるこゝろをみたまひて、さかしおろかなりとしろしめしけむ。青じその花 署名入/山崎方代/かまくら春秋社。

*******************************************************************
                        ~ 二 ~

29 02表 しかあるのみにあらず、さゞれいしにたとへ、

30 02裏 つくばやまにかけてきみをねがひ、

31 04表 よろこびみにすぎ、たのしびこゝろにあまり、

32 04表 ふじのけぶりによそへて人をこひ、

33 04表 まつむしのねにともをしのび、

34 04裏 たかさごすみのえのまつもあひおひのやうにおぼえ、

35 06表 をとこやまのむかしをおもひいでゝ、

36 06表 をみなへしのひとゝきをくねるにも歌をいひてぞなぐさめける。甲斐俳壇と芭蕉の研究 池原錬昌 甲斐俳壇 芭蕉。

37 08表 又春のあしたにはなのちるをみ、

38 08裏 あきのゆふぐれにこのはのおつるをきゝ、

39 08裏 あるはとしごとに、かゞみのかげにみゆるゆきとなみとをなげき、

40 09表 くさのつゆみづのあわをみて、わがみをおどろき、

41 09表 あるはきのふはさかえおごりて、〔今日は〕ときをうしなひよにわび、

42 09裏 したしかりしもうとくなり、

43 09裏 あるはまつ山のなみをかけ、

44 10裏 野なかの(し)みづをくみ、

45 10裏 あきはぎのしたばをながめ、

46 11表 あか月のしぎのはねがきをかぞへ、

47 11裏 あるはくれたけのうきふしを人にいひ、

48 11裏 よしのがはをひきてよの中をうらみきつるに、

49 12表 いまはふじのやまもけぶりたゝずなり、ながらのはしもつくるなりときく人は、うたにのみぞこゝろをばなぐさめける。橋本鶏ニ 俳句 草稿。

50 16裏 いにしへよりかくつたはれるうちにも、ならのおほむ時よりぞひろまりにける。青天の書 特製限定80部 総革装・識語署名落款入/荻原井泉水/文体社。

51 18表 かのおほむよや、うたのこゝろをしろしめしたりけむ。短歌同人誌『喜望峰』創刊号~15号合本 昭和38~44年 8号より 須永朝彦 参加、短歌のほか与謝野晶子研究ノート他多数執筆あり 塚本邦雄。かの御時に、おほきみ(み)つのくらゐ、かきのもとの人まろなむうたのひじりなりける。句集 銀漢/吉岡禅寺洞/天の川発行所。

52 20裏 これはきみも人もみをあはせたりといふなるべし。和歌文学論集 全10巻 平成3-8年函ビニールカバー付 風間書房 送料0円。

53 21裏 あきのゆふべたつたがはにながるゝもみぢをば、みかどの御めににしきとみたまひ、春のあしたよしの山のさくらは、人まろが心には雲かとのみなむおぼえける。◎送料無料◆ 自然へ避難して  長谷川零餘子編  枯野社  大正11年。

54 24表 又山のへのあか人といふ人ありけり〔と〕。緑の地平/土岐哀果 (土岐善麿)/東雲堂書店。うたにあやしうたへなりけり。ひるがほ 初版 水野昌雄宛葉書付/河野裕子/短歌新聞社。

55 25表 人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。釈迢空短歌綜集/折口信夫【著】。 

56 30裏 この人々をおきて又すぐれたる人も、くれたけのよにきこえ、かたいとのよりにたえずぞありける。歌集 寒雲 毛筆署名箋付/斎藤茂吉/古今書院。これよりさきの歌をあつめてなむまえふしふとなづけられたりける。石川桂郎書簡。

57 32裏 こゝにいにしへのことをも歌のこゝろをもしれる人、わづかにひとりふたりなりき。水烟 多田智満子歌集/多田智満子/コーベブックス。しかあれどこれかれえたるところえぬところたがひになむある。寂蓮の研究 半田公平。 

58 32裏 かのおほむときよりこのかた、としはもゝとせあまり、よはとつぎになむなりにける。N7FJ2-210602 レア[句集 山陵 長田呆子・長田緑]。

59 36表 いにしへの事をもうたをもしれる人よむ人おほからず。●入手困難!超レア●本阿弥俳句選集 19冊 セット/造形山 石塚滴水 句集/たかんな 江口柳太/あしかび 大橋利雄/花舞/滝山/まとめて★A1688-2。

60 36表 いまこのことをいふに、つかさくらゐたかき人をばたやすきやうなればいれず。絶版!!定価14万以上!! 決定版 新芭蕉講座 全集揃 三省堂 検:日本古典文学/松尾芭蕉/おくのほそ道/正岡子規/与謝蕪村/新古今和歌集/万葉集。

61 36裏 そのほかにちかきよにその名きこえたる人は、すなはち、そうじやうへぜうは歌のさまはえたれども、まことすくなし。@kp238◆超希少本◆◇『 満洲短歌 昭和4年 7月号 』◇◆ 八木沼丈夫編 満洲郷土芸術協会。たとへばゑにかけるをむなを見ていたづらに心をうごかすがごとし。津田青楓 米寿記念歌集 限定100部 / 米寿祝賀会記念梓行 1967年 津田青楓先生米寿御祝記念品。

62 37裏 ありはらのなりひらは、そのこゝろあまりてことばたらず。白南風 初版/北原白秋/アルス。しぼめるはなのいろなくてにほひのこれるがごとし。裸木の貌 井原三郎句集★井原三郎(梅里書房)。

63 38裏 ふんやのやすひではことばゝたくみにてそのさまみにおはず、いはゞあき人のよきゝぬをきたらむがごとし。句集 怒涛 特装版100部 毛筆署名落款入/加藤楸邨/花神社。

64 40表 うぢやまのそうきせんはことばゝかすかにして、はじめをはりたしかならず。定稿 惜命 封付自筆書簡付/石田波郷/琅かん洞。いはゞあきの月をみるに、あかつきのくもにあへるがごとし。永田耕衣全句集 非佛 特装70部 毛筆句署名入 彩色肉筆画一葉入/永田耕衣/冥草舎。

65 40表 よめるうた、おほくきこえねば、かれこれをかよはしてよくしらず。道歌教訓童蒙早合点一休狂歌雀 [絵入] 源基定・撰 天保10年 堺屋仁兵衞★ko2.87。

66 41表 をのゝこまちは、いにしへのそとほりひめのりうなり。俳諧道 初版/松根東洋城 /澁柿社。あはれなるやうにてつよからず。今井邦子書簡。いはゞよきをむなのなやめるところあるにゝたり。源氏物語和哥略解 全 《巻末に「西三條逍遙院(實隆)御作」とあり》 天保十二(1841)年 書写。つよからぬはをうなのうたなればなるべし。句集 水輪 風流陣俳句文学叢書/花巻弌/風流陣発行所。

67 43表 おほとものくろぬしは、そのさまいやし。宮殿 特装版100部 毛筆歌署名入/岡井隆  戸田ヒロコ装/沖積舎。いはゞたきゞおへるやまびとのはなのかげにやすめるがごとし。穂曽谷秀雄短歌的自伝 短歌公論社 昭和57年初版 z。

68 45表 このほかの人々、そのなきこゆるのべにおふるかづらのはひゝろごり、はやしにしげきこのはのごとくにおほかれど、うたとのみおもひて、そのさましらぬなるべし。俳諧秘伝書 【松木淡々 著?山中時風 写?推測】天明八年写。

69 45裏 かゝるにいますべらぎのあめのしたしろしめすことよつのときこゝのかへりになむなりぬる。ノートルダム清心女子大学古典叢書・12冊/金葉和歌集・上下/古今和歌集聞書・上下/詞華和歌集/源氏御談義/九六古新註/紫明抄・5冊。

70 46裏 あまねき御うつくしみのなみ〔のかげ〕やしまのほかまでながれ、ひろき御めぐみのかげ、つくばやまのふもとよりも

71 47表 しげくおはしまして、よろづのまつりごとをきこしめすいとま、もろのことをすてたまはぬあまりに、いにしへのことをもわすれじ、ふりにしことを(も)おこしたまふとて、いまもみそなはし、のちのよにもつたはれとて、

72 49表 延喜五年四月十八日に、大内記きのとものり、御書所のあづかりきのつらゆき、さきのかひのさう官おふしかうちのみつね、右衞門のふしやうみぶのたゞみねらにおほせられて、萬葉集にいらぬふるきうた、みづからのをも、たてまつらしめたまひてなむ、 

73 52表 それがなかに、むめをかざすよりはじめて、

74 52表 ほとゝぎすをきゝ、

75 52表 もみぢをゝり、

76 52裏 ゆきをみるにいたるまで、

77 52裏 又つるかめにつけてきみをおもひ、人をもいはひ、

78 53表 あきはぎなつくさをみてつまをこひ、

79 53表 あふさか山にいたりてたむけをいのり、

80 54表 あるは春夏あき冬にもいらぬくさの歌をなむ、えらばせたまひける。俳諧師/高濱淸/民友社/明治42年。

81 54表 すべて千うたはたまき、なづけて古今和歌集といふ。一碧樓第二句集/中塚一碧樓/海紅社/大正期。

82 55表かくこのたびあつめえらばれて、山したみづのたえず、はまのまさごのかずおほくつもりぬれば、いまはあすかゞはのせになるうらみもきこえず、さゞれいしのいはほとなるよろこびのみぞあるべき。詩集 春の氷雪/玉城徹/河出書房。

83 56表 それまくらことば、はるのはなにほひすくなくして、むなしきなのみあきのよのながきをかこてれば、かつは人のみゝにおそり、かつはうたの心にはぢおもへど、たなびくゝものたちゐ、なくしかのおきふしは、つらゆきらが、このよにおなじくむまれて、この事のときにあへるをなむよろこびぬる。結城哀草果全歌集 (1972年) 結城 哀草果。

84 57表 人まろなくなりにたれど、うたのことゝどまれるかな。【古文書】和歌拾遺六帖 契沖 河内屋源七郎【文政3年】。たとひときうつりことさりたのしびかなしびゆきかふとも、このうたのもじあるをや。K7FAA1-210608 レア[遼雲眇眇 記念文庫80刊 松岡十四彦]梅桃桜 蝶の記憶。あをやぎのいとたえず、まつのはのちりうせずして、まさきのかづらながくつたはり、とりのあとひさしくとゞまれらば、うたのさまを(も)しり、ことのこゝろをえたらむ人は、おほぞらの月をみるがごとくに、いにしへをあふぎていまをこひざらめかも。俳諧七部集 上・下 子周 編《安永三(1774)年》。
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追加
01 60表 春きぬと人はいへともうくひすの 
  なかぬかきりはあらしとそ思ふ

02 60表 春日のゝ若なつみにや白妙の
  袖ふりはへて人の行らん

03 60裏 駒なへていさ見にゆかんふるさとは
  雪とのみこそ花はちるらめ

04 61表 わか庵はみやこのたつみしかそすむ
  世をうち山と人はいふ也

05 61裏 おもひつゝぬれはや人の見えつらん
  夢としりせはさめさらましを

06 62表 深山には松の雪たに

07 62表 我衣手に雪はふりつゝ

08 62表 春霞たつを見すてゝ行かりは

09 62.裏 ひくらしの鳴つるなへに

10 62裏 たけがり

11 62裏 すみのえのきしによるなみ

12 63表 袖ひちてむすひし水の

13 63表 春霞たてるやいつこみよし野の

14 63裏 植しうへは秋なきときや

15 63裏 たつた川もみちみたれて

16 63裏 立田川もみち葉なかる   


********************************************************************
【参考】 14「植しうへは秋なきときや」

※『伊勢物語』 五一段(植ゑし植ゑば)

昔、をとこ、人の前栽に菊うゑけるに、
  植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん
  花こそ散らめ根さへ枯れめや

※『古今和歌集』 巻五 秋歌下 

 人の前裁に菊にむすびつけてうゑけるうた 在原業平  
268  植ゑし植ゑば  秋なき時や  咲かざらむ  
  花こそ散らめ  根さへ枯れめや
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【刊期等】不明
早稲田大学蔵本解説に依れば、この本は『古今栄雅抄 序 巻第1-20 飛鳥井雅俊 [著]』の『序』の部分二冊のようである。三重県俳句協会年刊句集 (欠あり、実17冊)。両者を比較すると、確かに「序二」は「いにしへのよゝのみかど」で始まっているが、全巻の趣は少し違うようである。句集 定本素逝集 現代俳句叢書 3 長谷川素逝 昭和22年 初版 白井書房。

※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。三橋敏雄短冊。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。おはいりやして (俳句・俳景) 蝸牛社 西野 文代。
※梱包材の再利用に努めています。☆墨筆署名限定5百部本『愛の世界』佐藤春夫 編;朝日新聞;昭和38年初版二重函付;本背角革天金装元パラ付;装絵;芹澤銈介 他;巻頭;原稿写真*。ご理解下さい。第三和露句集/川西徳三郎/阿蘭陀渡社/大正5年。

 

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