本書をまとめるまで諸般の事情によって長い年月を費やしましたが、本書の布石となったものは、昭和二十六年から三十四年にかけて雑誌「新住宅」に100回にわたって連載を続けた「草庵巡り」でした。建築工事共通仕様書(2022年度版) 日本建築家協会。戦後の潤いのない社会にあって、この迎載は読者諸氏から大変好評を博し、私の長い人生の中で茶室の研究に大きな刺激を受けたことを思い出します。伊東豊雄 Toyo Ito : On the Stream 伊東豊雄。本書は、この連載のなかから京都の茶室を選び、再録に当たっては各茶室の持主諸賢のご協力・ご教示を得て、再調査ののち大幅に加筆・訂正してまとめたものです。The Details of Modern Architecture フォード,E.R.(エドワード・R)ミース・ファンデル・ローエ コルビュジェ テラーニ ロイド・ライト。
茶室は全国各地に散在しており、優れた特徴を持つものもあると言えますが、桃山時代以来の長い茶道の歴史のなかで、その質においても量においても京都が抜きん出ています。建築洋書「Kinder Insel Hombroich」エルヴィン・ヘーリッヒ Erwin Heerich 英語ドイツ語。
(2023年 7月 28日 10時 51分 追加)
追記:カバー袖に折目あり。写真集・日本の穀物倉庫/非売品/倉庫の代表的なものを収め先人の努力の跡を偲びこれらを後世に伝えて将来農業倉庫の改善等の研鑽に資する。